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対馬の郷土料理「いりやきなべ」!味の決め手は?

醤油についての豆知識の講義をしたあとに

醤油を使った料理を3品を実習しました。


1品目は対馬の郷土料理「いりやきなべ」です。

「いりやきなべ」といっても 対馬各地で

作り方は異なります。だからこれが正解というものは

ありません。


地鶏や魚(クロ(メジナ))などを軽く焼いて

出汁を取り そのまま椎茸、白菜、ねぎなどを

いれて酒、醤油、砂糖で味を付けていきます。

簡単にいうと 対馬風「寄せ鍋」ですね。


今回は地鶏だしの「いりやきなべ」を作りました。

レシピを作らず味覚だけを頼りに味付けをしたので

「砂糖が足りんちゃない?」

「そんなに酒入れて大丈夫?」

「醤油はもう少し足した方がいいかもね?」

などと考えながら作るのが楽しいですよね。

こうやって作るからこそ

調理実習は楽しいし、味の記憶がしっかりと

残るんだと思いました。




2品目は「焦がし醤油プリン」です。

材料は 牛乳、生クリーム、グラニュー糖、卵

そして 生醤油だけです。

こどもたちは 卵を割るのが初体験の子もいて

なかなか うまく行きません。

殻が混じって気になって仕方ない様子でしたが

そこは 最後にしっかりとシノワ(濾し器)で

濾しますので大丈夫!

ここはしっかりレシピ通り計量しながらの



調理です。

出来上がった「焦がし醤油プリン」は

同じレシピで作っても それぞれで違う仕上がり

となってました。

スイーツの繊細さを感じさられましたね。


最後3品目は「焼きおにぎり」です。

おにぎりを握って醤油をつけながら

ホットプレートでじっくり焼くという

至って簡単ですが、

醤油の講義でお話した「メイラード反応」を

体感できるお料理です。

「生醤油」「対馬醤油うすくち」「あおさ醤油」

など いろんなお醤油を使って試してみました。

焼きおにぎりはどれも絶品

やっぱり醤油がいい働きをしてましたね。


こうやって調理をし、少しだけお醤油のことを

理解してもらい こどもたちと一緒に頂いた

お昼ごはんは最高においしかった!

こどもたちの笑顔と 先生たちの愛情を感じながら

決して主役になれない「醤油」だけども

こうやって地域に育てられて

みんなを笑顔にしてくれる役割は大きいと感じた



一日でした。



古くからのお醤油の愛用者に

「いりやきは 江口醤油のうすくちじゃないと

味が決まらんね!」と言われるのが



何よりもうれしい一言です。






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