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執筆者の写真しょうゆ太郎

初盆の夏

以前は 対馬のお盆は7月であった

7月盆は東京と京都がそうであったときいた


その名残で今でも東京のお中元は7月に贈ることが多いようだ


今年 我が家は 昨年7月に他界した母の「初盆」でした

江口家での初盆は 私の記憶にはなく また 我が家の

行事はほぼすべて 母が仕切っていたので わからないこと

ばかり また コロナ禍のため 兄弟すべて勢ぞろいもできず

てんやわんわの「初盆」でした


ますは8月3日のお寺で「お施餓鬼」にいってきました

本来ならお盆を前にしたこの時期に 檀家さんが集まるのですが

今年はコロナの影響で「初盆」の家だけとなりました




「お施餓鬼」とは

仏教には六道と呼ばれる世界があり、その中の一つに餓鬼道があります。生前の自らの悪行により餓鬼道へ落ちると、餓鬼という鬼になってしまうと考えられています。餓鬼になった者は常に飢えや喉の渇きに苦しんでいると考えられており、そういった餓鬼にも食べ物などの施しを与えることを施餓鬼と言います。



そして 約20年振りに畳替えをして きれいになった2階のお座敷に祭壇を作り 

初盆を無事に迎えることができました


11日からの九州北部に降り続く雨の影響で対馬のお盆も雨が多くなりましたが

精霊流しの15日は雨も降らずに いいお盆で終えることができました




多くの方にご焼香頂き また お供えを頂き感謝申し上げます



こどもの頃 正直お盆は楽しくなかった思い出があります

夏休みもあと2週間という カウントダウンが始まる頃で 特にお盆の間は 海に遊びに行けないのがとても残念でした

お盆は仏様が家にかえってくるので 地獄の釜の蓋が開いているので 海にいくと引っ張り

込まれると言われていた

よくよく考えてみると 仏様は地獄から帰ってくるの? 仏様が帰って来ているのなら

引っ張り込まれることはないんじゃないの? そんな矛盾も感じながら 家族が集うお盆は

スイカをお腹いっぱい食べれて懐かしい思い出がいっぱいです


コロナ禍の今 不自由な生活が続きますが 日本の伝統はいつまでも伝えていきたいですね

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